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NO |
198 |
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タケニグサ |
Macleaya cordata (Willd.) R.Br. |
竹似草 |
ケシ科 |
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タケニグサは県内に広く分布しており、特に開発されて土がむき出しになった場所等では良く見られる。
昔から山野に自生していたと思われるが、独特の姿で印象に残りそうな植物なのに、あまりこれにまつわる話を聞かないのはさみしい。
せめて茎が中空で竹に似ているから竹似草というよりは、竹煮草であって欲しい気がする。
竹を柔らかくするために煮るのではなくて、一説にある青竹と一緒に煮て竹の色を古めかしく見せることに使われていたとなれば、昔から日本人のわび、さびといった文化に使われてきたことの証にもなると思えるからである。 |
葉の形も、花も果実もチャンパギクと言われるようにどこか帰化的な感じがする。 |
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林道を造った後などにこんな風景ができる。 |
茎頂の大きな円錐花序にたくさんの白い花がつく。 |
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花弁はなく、多くのオシベは細い花糸の先に広く長い黄白色の葯をつける。 |
果実は刮ハで平たく倒披針形、黄褐色 |
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