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NO |
489 |
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シデシャジン |
Asyneuma japonicum (Miq.) Briquet |
四手沙参 |
キキョウ科 |
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宮崎では限られた地域に自生しているが、その生育範囲は減少している。
シデが頭につく花は他にシデコブシやシデザクラがあるが、どれも花冠の裂片が細く長くなっていて、シデ、四手(神主がお祓いに使う榊に結び付けている細長い白い紙)を連想したことは分る。
シデシャジンはシャジン(ツリガネニンジン属)の仲間で、細くなった花冠裂片をシデに見立てたものらしい。 |
画像1 道路脇の林地につながる傾斜した半日陰の草地に30cmほどの株となって花を咲かせているが、来年もあるかどうか不安は大きい。 |
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画像2 青紫色の花冠は殆ど基部まで切れ込んで、すっきりとした独特の形をしている。 |
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画像3 基部まで5裂した122cmほどの花冠裂片は横に大きく開くので、中心から突き出た花柱(柱頭が3裂している)が長く見える。 |
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画像4 柱頭の長さが1cmほどなので、花柄、椀形の萼筒、後に反り返った線形の萼裂片、クルクル巻いたオシベの大きさは見当がつく。 |
画像5 茎は直立するが、高さは図鑑等の解説よりもかなり低く30〜35cmほど。花は殆どが茎頂に総状花序になってつく。互生する卵形〜長卵形の茎葉には柄があり、縁には不規則な鋸歯があって先は細く尖る。 |
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画像6 葉の表に毛があり、葉柄には翼がある。 |
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画像7 葉の裏には毛が殆ど無い。 |
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画像8 茎は殆ど無毛で、縦の隆起線がある。 |
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