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画像3 高さ1mほどの株、釣鐘状の花は茎に壇状に輪生する。 撮影:(2005.8.27 高千穂町) |
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画像4 下半部の茎葉、分枝がなく葉は普通3〜4枚が輪生する。 撮影:(2007.8.25 高千穂町) |
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画像5 花序は茎から輪生状に出る2〜3個の枝先に円錐状に
疎らに広がるが、枝の長さも長短変化が多い。
撮影:(2007.8.25 高千穂町) |
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画像6 この釣鐘型花冠の長さは約1.8cm、突き出た部分の花柱の長さは4ミリほどで、先が反り返っているが切れ込みの深さは約5ミリ。
撮影:(2006.9.24 高千穂町) |
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画像7 ガクは糸状線形に5裂して長さ約4ミリ、先端は細く尖る。ガク裂片には特に鋸歯というような目立った突起部分はない。
撮影:(2007.8.25 高千穂町) |
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画像8 花冠の形も変異が多く、丸みが強くて花柱が長く突き出たタイプ。撮影:(2004.11.6 野尻町) |
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画像9 釣鐘形花冠の先があまり細まらないで花柱が短いタイプ。撮影:(2004.10.17 高千穂町) |
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画像10 まだ花冠が開く前、ガク裂片はまだ反り返っていないが、突き出たメシベの柱頭はもう3裂している。 撮影:(2007.8.25 高千穂町) |
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画像11 オシベは5個で花糸の基部は広がって花柱基部を包む。小花柄は長さ5ミリほど。
撮影:(2007.8.25 高千穂町) |
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画像12 茎の基部近くの葉。4個輪生状に出て長さ10cm弱、幅2.5cmほど
撮影:(2007.8.25 高千穂町) |
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画像13 茎も、丸みの強いもの、角ばったもの、白毛の目立つものや無いものど変異が多い。
撮影:(2007.8.25 高千穂町) |
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画像14 5個輪生した葉。縁の鋸歯は先が目だって白く尖る。 撮影:(2007.8.25 高千穂町) |
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画像15 葉の下面。鋸歯先端の白点は溜まった乳液のよう。 撮影:(2007.8.25 高千穂町) |
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画像16 輪生した葉の1枚を取ると、粘性の強い乳液が出てくる。撮影:(2007.8.25 高千穂町) |
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画像17 大きさ6ミリほどの果実は先端にガク片がついたまま熟す。撮影:(2006.11.11 宮崎市 ) |
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画像18 サイヨウシャジンのがく裂片。細く長い裂片には小さな突起もしくは小鋸歯らしきものはない。
撮影2019.10.4 高千穂町) |
頭を悩ませるサイヨウシャジンとツリガネニンジンとの違いについて |
(コメント)九州にあるのは殆んど(?)、がサイヨウシャジンといわれているが、 「殆んど」ではツリガネニンジンも一部にはあることになり、これが悩み、間違いの原因となっているようで、実際のところ図鑑でも、ツリガネニンジンとの相違点は、細葉形の方が、花冠の先がやや狭くなること、花冠から突き出る花柱が長いということの2点と説明されているのが大半である。
基本種サイヨウシャジンの変種がツリガネニンジンであることに異論はないが、見た目の広さや長さだけで見分けるには、このサイヨウシャジンの仲間はあまりにも変異の幅が大きすぎる気がする。
一部にはツリガネニンジンのガク片には疎らな小さい鋸歯があると書かれた解説書もあり、また大井次三郎博士の新日本植物誌のサイヨウシャジンの記載には「ガク裂片は長さ3-5mm、小苞とともに糸状線形、やや全縁である」と記載がされている。
正確な生態図で知られる浅野貞夫日本植物生態図鑑(浅野貞夫著、2005年、全国農村教育図鑑出版)の詳細な生態図には、線形のガク片にはっきりと鋸歯が描かれているし、サイトで検索したツリガネニンジンの画像でもガク片の鋸歯が明確に見えるように撮影しているものもある。。
宮崎で普通に見かけるのはサイヨウシャジンと思われるが、ツリガネニンジンもあると認める専門家の話もあるので、各地で時期をずらしながらガク片を丁寧に見て行けば疑問品に出会うかも知れない。
根生葉はサイヨウシャジンでは細長いのに対し、ツリガネニンジンでは円形になるというが、花の時期には消失しているので、自生現場での見分けには利用できそうにない。 |
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画像18 兵庫県で撮影したツリガネニンジンのガク部のアップ画像。細いガク片には
小さな鋸歯が数個確認できる。撮影:(2019.8.29 兵庫県六甲山東お多福山) |