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画像2 雄株の花、花が開き始めると遠くからでも黄白色に見えるので雄株と分かる。
(撮影2004.3.20 諸塚村) |
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画像3 雄株の頭花は全て両性の黄色っぽい筒状花からなり、雄しべが葯筒の中に吐いた花粉を雌しべが花柱の先につけて上へ伸び出し、虫によってこのメシベから雌株の雌花のメシベへと運ばれる。
(撮影2004.3.20 諸塚村) |
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画像4 雌株の花は白っぽい。
(撮影2004.3.20 諸塚村) |
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画像5 雌株、縁に多数の雌花、中心部に少数の両性花があるが、こちらの雄しべは花粉を出さない。雌花の花柱の先が2つに開いて花粉を受け取る準備ができている。 (撮影2004.3.20 諸塚村) |
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画像6 フキの薹の苞は多数で長楕円形。 先は尖らずに平行脈があって、長さ5〜8cmで淡緑色。(撮影2004.3.20 諸塚村) |
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画像7 雌株の花は後で薹が伸び出して50cm以上にもなり、白い冠毛を持ったそう果となって風に飛ばされる。(撮影2004.5.2、五ヶ瀬町) |
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画像8 成葉の様子、葉の高さは30cmほど。 市内住宅地の民家入り口ブロック塀の横で、向うに車が見える。(撮影2004.7.17 宮崎市) |
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画像9 根出葉は大きなもので幅30cmほどの円腎形。(撮影2004.7.17 宮崎市) |
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画像10 新葉(撮影2004.7.17 宮崎市)
春の新葉とは少し様子が違うが、後でとれる縮れた短毛の多い葉は早くから広がっている。 |
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画像11 春に山菜として食べるほどの大きさの葉柄、高さ30cm〜40cm、太さ約7〜8ミリほど。
(撮影2004.7.18 宮崎市、画像12も同じ) |
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フキは蕗と書くが、牧野図鑑でもこれは誤用だと記載されているだけ。私が持っている植物の和名について解説した本を見てもフキの語源に関する記述は見あたらない。日本原産の多年草として昔から広く利用され、改良されて野菜図鑑にも載っているほどにしては淋しいが、正直なところ私もあれこれ調べる情熱が沸いてこない。 昔からヤマフフキ、オオバといっていたのを、日本に漢字が入ってから、款冬や蕗という字を当てたらしいということが本草和名(918年)、和名抄(932年)に載っているらしい(薬草カラー大事典、主婦の友社1998年)。フキノトウの葉を煎じて、咳止めの薬にすると上記の本に書いている。 |
画像12 葉柄の生え際。葉は全て根出葉。 地中の地下茎を横に伸ばして新苗を作る。 |
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